エンゲージメント

エンゲージメントは企業にとっても機関投資家にとっても大きなテーマです。ここでは、エンゲージメントのあり方を、投資家との直接の対話の場であるIRのあり方、開示のツールである統合レポート、今後大きなテーマとなって来るESGの面から考えて行きます。


企業と投資家の認識ギャップ2(リスクテイク)

①投資家がコーポレートガバナンスの改善で求める適切なリスクテイクとは、やみくもにリスクをとり成長戦略を押進めることではない。 ②投資家の考える適切なリスクテイクとはリスク・リターンの関係を改善させる取り組みである。 ③日

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スチュワードシップ受入方針文の見直し

①運用会社は定期的にスチュワードシップ活動の受入方針文の見直しを行うべき。 ②受入方針文はアセットオーナーが理解しやすいように見直し時期と見直し内容を明記することが必要。 ③担当部門、エンゲージメントにあたっての基本的な

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企業と投資家の認識ギャップ1(企業価値の配分)

①企業と投資家には様々な認識ギャップが存在する。 ②賃金や経営者報酬に関しても、それを減らすことを投資家は望んでいない。 ③企業は企業価値向上への道筋を示し、適切で競争力のある賃金と報酬の体系を示すことが必要だ。 ④企業

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スチュワードシップ・コードにおけるモニタリング責任

①スチュワードシップ・コードの中で求められている企業のモニタリングは投資の過程で行われる通常のモニタリングだけではなくスチュワードシップ責任を踏まえたモニタリングが必要。 ②英国ではコーポレートガバナンス・コードの遵守状

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年金基金によるスチュワードシップ・コードの受入れ

・政府の2016年骨太の方針の中で、年金基金によるスチュワードシップ・コード受入れを促進する方針が示された。 ・アセット・オーナーのスチュワードシップ・コード受入れは運用会社の活動を後押しすると考えられる。 ・アセット・

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スチュワードシップ・レポートの評価

・英国FRCは運用会社のスチュワードシップに関するディスクローズについて格付けを行う方針 ・格付けの付与は運用会社にとっても開示内容の向上に対する強い動機づけになると考えられる 英国ではスチュワードシップ・コードとコーポ

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投資家はなぜ社史を読むのか

長期投資家は企業の分析を行う際に、企業の社史を読みます。有価証券報告書でも沿革が必ず記載されていますし、アニュアルレポートなどでも会社の歴史から説明しているものが増えています。投資家は社史を読むことで何を理解しようとして

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企業価値評価における割引率

企業価値評価を将来キャッシュフローの現在価値で行う場合、将来キャッシュフローの重要性は言うまでもありませんが、それを現在価値に割り戻すのに用いる割引率も大きな意味を持ちます。しかしながら、この割引率をどのように求めるかと

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投資家との対話における適法性と妥当性

適法性と妥当性というと監査の話をイメージするかもしれませんが、今回は投資家との対話や社外取締役からの質問に対する対応に関するものです。 日本企業は適法性に関しては慎重な対応が行われており、積極的な議論が行われています。コ

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