①スチュワードシップ・コードでは機関投資家に対して利益相反の管理方針の策定・公表を求めており、フォローアップ会議の意見書でもさらなる強化が求められている。 ②海外の先進事例などに基づき管理や開示の向上も求められるが、「利
スチュワードシップ・コード
機関投資家はこれまでもIR取材という形で企業との対話を行ってきました。しかしながら、スチュワードシップでも求められているのは責任を持った対話であり、単なる情報収集とは異なります。一方、アクティビストが行う様な提案行為が求められている訳でもありません。スチュワードシップ活動とは何なのかを、英国の先行事例も含めて解説します。日本ではまだ始まったばかりですが、海外の事例を知る事で今後の方向性が見えてきます。
決算短信の簡素化について
①東証が公表した決算短信の自由度向上が注目されているが、投資家からは開示の後退につながるのではないかという懸念が強い。 ②企業は短信の開示項目の簡素化をする場合には、それが妥当であることについて十分な理論武装をすることが
パッシブ投資家によるエンゲージメント
①企業はアクティブファンドの担当者による対話は評価しているが、パッシブファンドによる対話に対しての評価は相対的に低い。 ②パッシブファンドの担当者は企業分析の専門家ではないため、企業経営に対する適切な対話を求めることは困
アセットオーナーと企業との対話
①GPIFが企業との対話を実施し、運用会社を選別する際にも対話力の項目の比率を上げることはスチュワードシップ責任を果たす運用会社にとってポジティブ。 ②GPIFが期待するパッシブマネージャーによる対話の効果は、現時点では
原則主義時代の開示姿勢について
①原則主義の開示では、企業が誠実に対応すると共に、ユーザーとしての投資家を意識することが重要。 ②適法性ではなく適切な開示を行うことに対する規律を与えるのは投資家の役割。 ③開示の内容に関して投資家がしっかりと意見を表明
スチュワードシップ責任と運用者の報酬
①スチュワードシップ活動を適切に行っていくための実力を具備した人材の育成には、長期にわたる報酬制度が重要である。 ②報酬の考え方は、運用会社の投資哲学が色濃く反映されるため、委託者にとってもその考え方を知ることは重要。
企業と投資家の認識ギャップ2(リスクテイク)
①投資家がコーポレートガバナンスの改善で求める適切なリスクテイクとは、やみくもにリスクをとり成長戦略を押進めることではない。 ②投資家の考える適切なリスクテイクとはリスク・リターンの関係を改善させる取り組みである。 ③日
スチュワードシップ受入方針文の見直し
①運用会社は定期的にスチュワードシップ活動の受入方針文の見直しを行うべき。 ②受入方針文はアセットオーナーが理解しやすいように見直し時期と見直し内容を明記することが必要。 ③担当部門、エンゲージメントにあたっての基本的な
スチュワードシップ・コードにおけるモニタリング責任
①スチュワードシップ・コードの中で求められている企業のモニタリングは投資の過程で行われる通常のモニタリングだけではなくスチュワードシップ責任を踏まえたモニタリングが必要。 ②英国ではコーポレートガバナンス・コードの遵守状
年金基金によるスチュワードシップ・コードの受入れ
・政府の2016年骨太の方針の中で、年金基金によるスチュワードシップ・コード受入れを促進する方針が示された。 ・アセット・オーナーのスチュワードシップ・コード受入れは運用会社の活動を後押しすると考えられる。 ・アセット・