①日本企業は短期的な収益を圧迫しても中期的に価値を生む投資を行っている場合がある。 ②その様な投資をProject ROIで評価した場合、会計上の償却年数と経済価値の持続期間で考えた場合で利益率に大きな差が現れる場合があ
企業価値評価
企業価値をどの様に評価するのか、この事の理解なしに企業に長期投資を行う事は出来ません。企業価値評価というと、難しい理論式や会計の理解が必要となると考えているかもしれません。たしかに勉強を進めると、非常にマニアックな内容を理解したくなります。ただ、会社の価値を先ずは大雑把に捉えてみましょう。細かな流儀は、それを使う人たちにとっては重要ですが不可欠なものではないのです。株価は最終的には企業価値を反映するという事は、株式投資を行う上での前提条件であり、普遍の真理です。
企業価値評価における割引率
企業価値評価を将来キャッシュフローの現在価値で行う場合、将来キャッシュフローの重要性は言うまでもありませんが、それを現在価値に割り戻すのに用いる割引率も大きな意味を持ちます。しかしながら、この割引率をどのように求めるかと
「自己資本」ではなく「株主持分」
スチュワードシップ研究会のホームページで木村祐基代表理事が『「自己資本」でなく「株主持分」と言おう!―東証・決算短信への要望(提言)―』という提言を掲載しています。日本の自己資本・株主資本・純資産などの呼び方は国際的にみ
株主資本コスト
株主資本コスト 資本コストについて解説します。資本コストという概念は、企業が企業価値向上を考える際にも、投資家が企業価値を計算して投資判断を行う時にも重要な概念です。しかしながら、これまでは企業は負債コストを意識しても資