このブログを読んでいる人たちは資産運用に興味をお持ちの方が多いと思います。個人で考えた場合、資産運用を行う動機は様々です。お金を増やしたい、老後の資金を確保したい、知的好奇心などきっかけはいろいろあると思います。今回は、
徹底解説「資産運用」
株式投資を中心に、資産運用の基礎から応用までを徹底解説します。資産運用を行う際にはその基礎的な考え方を正確に理解しておく必要があります。しかしながら、世の中の解説本は内容を簡略化させ過ぎるためにミスリードしているケースが多々見られます。また、実務では間違った使われ方をしているケースも散見されます。理論を正確に理解する事によって、他の市場参加者よりも常に優位に立ってください。市場を先読みすることは大変であり、その結果は不安定ですが、正確な知識に裏打ちされた理解の質は投資結果に安定的な優位性をもたらすと考えています。
投資家はなぜ社史を読むのか
長期投資家は企業の分析を行う際に、企業の社史を読みます。有価証券報告書でも沿革が必ず記載されていますし、アニュアルレポートなどでも会社の歴史から説明しているものが増えています。投資家は社史を読むことで何を理解しようとして
企業価値評価における割引率
企業価値評価を将来キャッシュフローの現在価値で行う場合、将来キャッシュフローの重要性は言うまでもありませんが、それを現在価値に割り戻すのに用いる割引率も大きな意味を持ちます。しかしながら、この割引率をどのように求めるかと
PBR
PBRは株式投資を行う上での基本的な投資指標です。特に日本市場ではPBRの活用が有効であるとされています。しかしながら、日本市場での使われ方はグローバルな株式市場での使われ方とやや異なっており特殊です。今回はPBRの考え
ドル・コスト投資での株式投資信託の選び方
「ドル・コスト平均法」のエッセイに関して、「実際にドル・コスト投資の対象として、投資信託の選択をする際にアクティブファンドとインデックスファンドの比較はどのような観点から比較検討したら良いのでしょうか?」という質問をいた
AIは資産運用の世界を変えるか
米グーグルの研究部門であるGoogle DeepMindが開発した囲碁AI(人工知能)「AlphaGo(アルファ碁)」と、韓国のプロ棋士イ・セドル氏が2016年3月9日~15日に韓国で相まみえた五番勝負は、イ・セドル氏が
「自己資本」ではなく「株主持分」
スチュワードシップ研究会のホームページで木村祐基代表理事が『「自己資本」でなく「株主持分」と言おう!―東証・決算短信への要望(提言)―』という提言を掲載しています。日本の自己資本・株主資本・純資産などの呼び方は国際的にみ
港区のマンション価格は上がるか
先週のマイナス金利で不動産価格は上がるかの記事を見て、個人投資家の方から質問を受けました。その方は港区にマンションを保有されており、それの価格が今後どのように推移するのかが気になるそうです。 私は、不動産価格の専門家では
長期投資家が行う長期予想
私は株式投資を行う際に必ず投資先企業の長期予想を行います。しかし、多くの投資家は四半期先の事も不透明なのに5年先10年先の事が解るはずないと考えています。では、四半期先の事も分らない企業の業績を、長期視点の投資家はどの様
セグメント修正の注意点
企業業績を理解するのにセグメント情報は欠かせません。しかしながら、企業はしばしばセグメントの変更を行います。企業が適切に事業内容を伝えるためには、その時々のビジネスの状況を適切に表すためにセグメントを変更することは必要で