IRを行っていると、企業活動には大きな変化が起こっていないにもかかわらず、マクロ経済や株式市場の動向によって、株価が大きく変動することがあります。自社の状況に変化がない、あるいは影響を掴みきれない状態で、影響の大きさにつ
エンゲージメント
エンゲージメントは企業にとっても機関投資家にとっても大きなテーマです。ここでは、エンゲージメントのあり方を、投資家との直接の対話の場であるIRのあり方、開示のツールである統合レポート、今後大きなテーマとなって来るESGの面から考えて行きます。
エンゲージメントに必要なもの
スチュワードシップ・コードが発表されて以来、エンゲージメントという言葉が頻繁に使われる様になりました。その中でエンゲージメントは「目的を持った対話」と訳されており、企業と機関投資家が対話を行う事で企業価値を上げていく事の
アセット・オーナーに求められるスチュワードシップ責任(英国の事例から)
スチュワードシップ・コードが制定され、H27年12月時点では201機関が受入れを表明しています。ただ、主要な運用機関が受入表明を済ませる一方、年金基金等の受入れは24機関に止まっており、企業年金は銀行系とセコムのみとな
スチュワードシップ・コードとESG
ESGへの流れを考えるにあたり、スチュワードシップ・コードとの関係を確認しておきたいと思います。英国では、公的年金を中心にアセットマネージャー(運用会社)に対してスチュワードシップ・コードの受入れとPRIへの署名を求める
ガバナンスに関する開示
コーポレートガバナンス・コードを受けてガバナンス部分の開示がどのように変わるべきかについて考えます。最近の日本企業の開示の重要なトレンドの1つに、コーポレートガバナンスに関する情報の増大が挙げられます。その背景としては、